先読み!2020年東京オリンピックに備えた看板の必須準備
2020年オリンピックへの看板対応は万全ですか?2020年には2,000万人とも言われている外国人観光客。本日は、東京オリンピックを見据えた「看板の準備方法」をご紹介します。
東京オリンピックの備えに重要なのは「看板」
5年後に迫った東京オリンピック。2020年、日本政府は外国人観光客を2,000万人とし、10年後の2030年には3,000万人にするという目標を掲げています。その波にのり、観光客をつかみ売上をあげていくには「看板」が重要です。
本日は、外国人観光客を想定した看板製作をご紹介します。
外国人観光客を想定した看板とは?
私たちが外国に観光へ行ったときの状態を想像しましょう。お昼を食べるお店を探すにも、外国語のみでは何料理のお店なのか、価格帯はどうなのか、もしかしたら何のお店なのかそもそもわからないかもしれません。
反対に日本語表記がある場合には思わず、「日本人の店員さんがいるのかも?」とお店に足を運び入れたくなりませんか?イラストや写真があるだけでもその効果は大きく異なります。
では具体的に、外国人観光客を想定した看板づくりをご紹介します。看板の工夫は、主に以下の3つです。
- 写真やイラストを使用する
- 外国語表記をする
- 外国語でも表示ができるようにツールを入れる
詳しく見ていきましょう。
外国人観光客を想定した看板作りの方法
写真やイラストを使用する
特に飲食店の場合は、写真を使うことがおすすめです。一目で、何の料理店なのかを外国人観光客に伝えることが可能です。また、用途を伝えるには「ピクトグラム」と呼ばれる図記号や絵記号を使うことも有効です。言葉で表現することが難しい場合でも、図や絵として表現をし、わかりやすい看板を意識しましょう。
参照: ピクトグラム
# 外国語表記をする
こちらは王道、外国語表記をするという方法です。しかし1つ注意が必要です。訪れる外国人観光客は国籍が様々ですが、全ての言語に対応することは不可能です。全ての言語に対応をすると、文字数が多くなり全体のバランスが崩れ、結果として読みにくい看板になってしまうためです。多言語で表現を行う場合には以下を基本とすると良いでしょう。
- 和文
- 英文
- ハングル
- 中国語
ただし、多言語を表記することで表示が煩雑になり、逆にわかりにくくならないよう注意が必要です。
外国語でも表示ができるようツールを入れる
2つ目の方法として、QRコードを看板に載せる方法があります。ツールで作られるQRコードを看板に表記し、携帯・スマートフォンで読み込みをすると、使用言語に合わせて翻訳文を表示させてくれるという仕組みです。今使っている看板を大幅に変えることなく、外国人観光客に対応した看板へ変更が可能です。また、Webの管理画面から文章や画像の変更も可能で、変更や追加があっても看板を変える必要はありません。
最新のツールでは、「かざして案内サービス」というサービスも出てきています。まだ一般化されてはいませんが、利用者が看板や案内板などをスマートフォンで撮影することで、さまざまな情報を入手できたり、適切な言語に変換することができたりするサービスです。QRコード表示と比較し、近づいて撮影しなくてもよく、複数人が同時に情報を受けとることができるのが特徴です。
参照:QR Translator
まとめ
外国人観光客に入店をしてもらうことができたならば、店内の看板にも目を配ることが必要です。メニューや細かな価格表示といった店内看板まで親切に対応をすることが、外国人観光客であっても口コミや紹介、リピートのお客様を増やすことにつながります。長期的な視点を持ち、外国人観光客が喜んでくれるような看板を考えていきましょう。